普段のズボン(その2) サイエンス備忘録

「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
「はやぶさ 2」が「リュウグウ」に到着
JAXA発表:
日本標準時2018年6月27日(水)09:35、探査機「はやぶさ 2」は小惑星「リュウグウ」のホームポジション(「リュウグウ」の上空高度20kmの地点)に到着した。
その瞬間は打ち上げから1,301日目だった。

リュウグウ
2018年6月26日12時50分(日本時間)頃の撮影。
(C)JAXA、東京大学など

集合写真
到着確認後の集合写真
(C)JAXA
「はやぶさ 2」打ち上げから1,300日目
打ち上げから1,300日目。
極めて順調に推移。


2018年6月14日JAXA会見
小惑星「リュウグウ」自体が衛星を持っている可能性が理論上ありえる。
現在までの観測では50cm以上の衛星は無いと思われる。
10cm大の衛星までは観測確認する予定。
それより小さい場合太陽光圧で軌道を維持出来ず、リュウグウの引力圏内からいなくなる。


2018年6月4日JAXA発表。
「はやぶさ2」は6月3日にイオンエンジンの往路における運転を終了した。
●第1期イオンエンジン運転(2016年3月22日〜2016年5月21日):連続運転798時間、総加速量127m/s
●第2期イオンエンジン運転(2016年11月22日~2017年4月26日):連続運転2,558時間、総加速量435m/s
●第3期イオンエンジン運転(2018年1月10日~2018年6月3日):連続運転2,426時間、総加速量393m/s(時速1,400km)
イオンエンジンで噴射するキセノンは66kg搭載されており、往路総計で約24kgを消費。残量42kg。往路総増速量1,015m/s(上記3期以前にも小規模運転をしている)。

<今後の予定>
2018年6月27日:小惑星「リュウグウ」に到着見込み(高度20km)
  7月末:中高度観測1(高度5km)
  8月:重力計測降下(高度1km)
  9月〜10月:タッチダウン運用スロット1
  9月~10月:ローバ投下運用スロット1
  11月〜12月:合運用(通信不可の期間)

2019年1月:中高度観測2(高度5km)
  2月:タッチダウン運用スロット2
  3月〜4月:クレーター生成運用
  4月〜5月:タッチダウン運用スロット3
  7月:ローバ投下運用スロット2
  8月〜11月:小惑星「リュウグウ」近傍滞在
  11月〜12月:小惑星「リュウグウ」出発



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<その他のサイエンスニュース>



2018年6月12日(火)13:20、H-2Aロケット39号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。
情報収拾衛星レーダー6号機が搭載されている。
当初6月11日だったが悪天候で順延された。


2018年6月8日JAXA発表
今年度中に打ち上げ予定の「水星探査機MMO(Mercury Magnetospheric Orbiter)」に愛称が決まった。
『みお(MIO)』
※国際水星探査計画(ベピコロンボ)はESA(欧州宇宙機関)とJAXAの共同で行われる。
仏領ギアナからアリアン5型ロケットでESAの探査機と一緒に打ち上げられ、水星到着後分離して協力しながら約1年間の観測を行なう予定。


2018年6月4日(ナショナル・ジオグラフィック)
NASAの探査機「ニューホライズンズ」が2015年に冥王星を訪れた時に撮影した画像中に“砂丘”を発見した。
もちろん地球の砂丘とは違い、砂粒サイズのメタンの氷で出来ている。
それが大気で動いている。大気は希薄だが量が多い。
太陽に当たると液体にはならず直接気体になる(昇華)。


2018年6月3日金井宣茂宇宙飛行士を含む日・露・米の飛行士3人がISSから地球に無事帰還した。168日寛の任務終了。


2018年6月1日JAXA発表。
2017年12月に打ち上げた超低高度衛星技術試験機「つばめ」の「初期段階フェーズ」を2018年3月に完了し、「軌道遷移フェーズ」へ移行した。
現在は380km付近の高度で順調に観測運用を続けている。
今後も大気抵抗を用いて高度を降下させて行き、イオンエンジンを用いて軌道保持を開始する超低高度268kmに到達するのは2019年4月頃になる見込み。
最低高度は180kmの飛行試験をめざす。
設計寿命は2年。


2018年5月24日理化学研究所発表。
理研共同研究グループは2個のオメガ粒子(3個のストレンジクォークでできている)の間に働く力をスーパーコンピュータ「京」を用いて明らかにし、ダイオメガ(ΩΩ)の存在を予言しました。
素粒子のクォークがどのように組み合わさって物質ができているかという、現代物理学の根源的問題の解明につながると期待できる。



(※前回記事/2018年5月6日
『はやぶさ 2』打ち上げから1,250日目
『はやぶさ 2』打ち上げから1,250日目。

現在、小惑星「リュウグウ」との距離は約11.2万km。
地球と月の間の距離が約38万kmだから、かなり近づいた。




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<その他のサイエンスニュース>




2018年4月13日JAXA発表。
H-2Aロケット39号機による情報収集衛星レーダ6号機の打ち上げ概要。
予定日時:2018年6月11日(月)13:00〜15:00
場 所:種子島宇宙センター



2018年4月6日、日本国防衛省のXバンド通信衛星「きらめき1号」がESA(欧州宇宙機関)のアリアン5型ロケットで南米仏領ギアナ射場から打ち上げられた。
衛星は正常に分離され7月をめどに運用が開始される予定。
「きらめき1号」は当初2016年7月に打ち上げられる予定だったが輸送途中に損傷したので延期されていた。「きらめき2号」の方が先(2017年1月)にJAXAのH-2Aロケットで打ち上げ済み。
さらに「きらめき3号」は2022年度にJAXAのH3ロケットで打ち上げられる予定。



2018年3月22日JAXA発表要旨。
JAXAが2018年3月12日と3月18日に相次いで小惑星を発見した。これらは現在地球から遠ざかっている。
オーストラリアのサイディング・スプリング観測所に口径25cmの望遠鏡を設置して、自動観測したデータを調布航空宇宙センターに送り画像処理解析した。
いくつかの天文台で追跡観測が行われ国際天文学連合からそれぞれ「2018 EZ2」「2018 FH1」の仮符号が与えられた。両方とも推定直径約20m。



2018年3月20日JAXA発表要旨。
中央大学理工学部小松晃之教授の研究チームがネコ用人工血液の開発に成功した。
JAXAは解析に使用した遺伝子組換えネコ血清アルブミンの結晶化にあたり、ISS(国際宇宙ステーション)の日本実験棟「きぼう」で行われているタンパク質結晶化実験機会の提供と結晶化、構造解析を担当した。
動物医療現場の深刻な輸血液不足を解決する革新的な発明で、今後大きな貢献をもたらすと期待される。




(※前回記事/2018年3月17日
「はやぶさ 2」の打ち上げから1,200日目。
現在「はやぶさ 2」と目的の小惑星「リュウグウ」との距離は約81万km。



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<その他のサイエンスニュース>



NASAのケプラー宇宙望遠鏡があと数ヵ月で燃料切れにより観測終了見込み。
当初6年間のミッション予定だったが、打ち上げ前に予定より多くの推進剤を搭載出来、3年半長く稼働出来た。
後継機は2018年4月16日に打ち上げられる予定。(2018.03.16「engadget」の記事から)


2018年3月2日JAXA発表。2020年5月頃から約半年間星出彰彦宇宙飛行士がISSに長期滞在する。
後ろの約2ヵ月間はコマンダー(船長)を務める。日本人船長は若田光一さんから数えて二人目になる。


2018年3月1日JAXA発表。
2018年2月26日(UTC協定世界時)探査機「はやぶさ2」が光学カメラで目的地の小惑星「リュウグウ」の撮影を実施した。


2018年2月27日(火)13:34:00
H-2Aロケット38号機は種子島射場から打ち上げられ、情報収集衛星「光学6号機」は予定の軌道に投入されました。


現在世界最大のロケット「ファルコン・ヘビー」試験機が2018年2月7日(日本時間)打ち上げられ成功した。将来火星飛行もめざす米国民間企業「スペースX」。
「ファルコン9」を3本並べた形式。1段目の3本とも回収(軟着陸)して再打ち上げに使う予定だったが、内1本だけ軟着陸失敗。しかし2本は見事に軟着陸した。


2018年2月3日(土)14:03、超小型ロケットSS-520の5号機が内之浦射場から打ち上げられ、搭載の超小型衛星「TRICOM-1R」は正常に予定軌道に投入された。
このロケットはサイズから電柱ロケットとあだ名されている。
衛星は「たすき」と名付けられた。



(※前回記事/2018年1月26日
『はやぶさ 2』1,150日目
小惑星探査機「はやぶさ 2」の打ち上げから1,150日目。

<第3期イオンエンジン連続運転>
2018年1月10日から6月上旬まで約2,700時間運転予定。


※小惑星「リュウグウ」との現在の距離262.7万km。



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<その他のサイエンスニュース>



2018年1月23日「Google Lunar X PRIZE」を運営する米国非営利財団が今回の月面レースに受賞者無しと発表した。
期限は2018年3月31日だがどのチームも実現できないことが判明したので。
日本の「HAKUTO」のチームもインドのロケットに載せてもらう予定だったが打ち上げが間に合わない。


延期になっていたSS-520の5号機打ち上げ日程が2018年1月19日発表された。
予定日:2018年2月3日(土)14:00頃〜14:20頃
場 所:内之浦射場


2018年1月18日(木)06:06:11イプシロン3号機が内之浦射場から打ち上げられ成功した。
NECの高性能小型レーダ衛星「ASNARO-2」は無事予定軌道に投入された。


2018年1月12日、次期ソーラー電力セイルの愛称が決まった。
OKEANOS (オケアノス)
- Oversize Kite-craft for Exploration and AstroNautics in the Outer Solar system
- 外惑星領域探査と宇宙航法のための特大凧型探査機
帆のサイズが「イカロス」は14m四方だが「オケアノス」は50m四方。


2017年12月23日(土)10:26:22、種子島射場からH-2Aロケット37号機で気候変動観測衛星「しきさい」と超低高度衛星技術試験機「つばめ」が打ち上げられ予定されたそれぞれの軌道に乗った。


2017年12月17日(日)16:21(日本時間)金井宣茂宇宙飛行士ら3人を乗せたソユーズ宇宙船がカゼフスタンの基地から打ち上げられた。
2日後にISSにドッキングした。
金井飛行士は当初4ヵ月滞在予定だったが約6ヵ月に変更された。


2017年12月13日、日本の宇宙開発ベンチャーの「ispace(アイスペース)」が発表。
独自開発の月面着陸機を2020年末までに軟着陸させ資源探査する計画。
2018年3月までの国際月面レースにも参加するはずだったHAKUTOの運営会社。



(※前回記事/2017年12月7日
「はやぶさ 2」打ち上げから1,100日目
順調に航行中。
「はやぶさ2」と「リュウグウ」との残り距離は約620万km。




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<その他のサイエンスニュース>




2017年12月6日JAXA発表。
JAXAとISRO(インド宇宙研究機関)は月域探査の検討に関する実施取決めを締結した。
今後、共同で探査の内容や実現方法等について検討を行い、来年度末を目標に計画案としてまとめていく予定。


1977年に打ち上げられた探査機ボイジャー1号と2号は現在でも毎日データを地球に送り続けている。
2017年12月1日NASA発表。ボイジャー1号の姿勢を微調整する必要が生じたので、1980年から使っていなかったバックアップエンジンを作動させた。
旧式のアセンブリ言語でデータ化されたソフトウェアを検討し良好に動かす事に成功した。同様の試みを2号にもする見込み。
今後も約10年間はデータが来る事が期待される。


米国「Xプライズ財団」が主催する月面レース。
2018年3月までに月面に探査機を着陸させ「月面で500m移動させ地球に映像を送る」、この課題を最初に達成させたチームに賞金2千ドル(約22億円)が贈られる。
現在絞られた5チームが競っている。
日本チーム「ハクト」はインドチームのロケットに相乗りさせてもらって月に向かう。
当初2017年12月に打ち上げる予定だったが、延期され期限ギリギリか。


2017年11月15日JAXA発表。
米国民間企業(オービタルATK社)のシグナス補給船8号機が11月14日(日本時間)ISSに結合された。
結合方式は日本が「こうのとり」のために開発したロボットアーム把持方式で他の米国民間会社も採用しておりISSの新たなスタンダードとして定着した。
シグナス8号機はISSへ3.35tの荷物を運んだ。


2017年11月13日JAXA発表。
SS-520の5号機による超小型衛星打ち上げ日程。
日時/2017年12月25日(月)10:00〜14:15
場所/内之浦宇宙空間観測所
全長/9.54m
直径/0,53m(代表径)
構成/3段式
能力/低軌道に4kg以上
燃料/固体
※本年1月の4号機による失敗に対する対策を施しての再実験。


2017年11月10日JAXA発表。
「こうのとり」6号機による導電性テザー実証実験(KITE)の不具合原因究明。
2017年1月28日〜2月5日に行われた「導電性テザーを用いたデブリ除去」の原理実証において、テザー(細ワイア)を引っ張り出すためのエンドマス(重り)を本体に留めてあった4個のボルトの内1個が外れなかった。
切り込みを入れたボルトを熱した形状記憶合金の変形で切断する方式。
構造の部位組合わせに予期しない変形が起きた事が原因。



2017年11月7日JAXA発表。
2019年終わりころから約半年間、野口聡一宇宙飛行士がISSに長期滞在することになった。
野口さんの飛行は3回目で長期滞在は2回目になる。
米国企業が開発中の新型宇宙船に搭乗する可能性がある。



日本のダークマター検出装置「XMASS(エックスマス)」を使った検出実験は2018年末で終了する事になった。キセノンを増やした約30億円の大型装置への改修計画に予算が認められなかった。



2017年12月23日(土、祝)、H-IIAロケット37号機(高度化仕様)を打ち上げる。
気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)と超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)を搭載している。



2017年10月18日JAXA発表。
2007年に打ち上げた月探査機「かぐや」の観測データから、月面の地下空洞について割り出した。
場所は月の表側の「マリウス丘」の領域。
地球から見える月を時計盤に例えると「9」か「10」の辺り。
地下空洞は長さ数十kmと見込まれる。
途中に陥没した直径約50mの縦穴がある。
約10億年前まで火山活動があり流れ出た溶岩流の表面が固まり内部は流れ続け空洞(溶岩チューブ)が残った。
将来の有人月面基地拠点として極めて有用。
溶岩チューブの天井までの深さが50mくらいあり、隕石や宇宙放射線、厳しい温度環境から基地が守れる。
氷が残っているかも知れない。



(※前回記事/2017年10月18日
『はやぶさ 2』打ち上げから1,050日目
「はやぶさ 2」は順調に航行中。


2017年9月5日、「はやぶさ 2」の探査機内の時計をリセットした。
「はやぶさ 2」から地球に送られてくるデータには全てそのカウンタが付けられて来る。
しかしカウンタには限度があり、限界まで進むとゼロに戻りそこからまた進んで行く。
打ち上げてから約2年9ヵ月が過ぎ、このまま行くとリュウグウ滞在中にカウンタがゼロに戻る計算になる。
余計な混乱を防ぐために比較的に運用が落ち着いている今の時期にリセットを行う予定になっていた事が実行された。(JAXA発表)



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<その他のサイエンスニュース>



2017年10月16日、米欧の研究グループが発表。
重力波の観測施設LIGO(ライゴ:アメリカ)とVirgo(バーゴ:イタリア)が重力波を検出。
その発生源は中性子星の合体だった。
世界各地の約70チームに知らせ、可視光、電波、ガンマ線などで追認をめざし確認された。
2015年の初検出はブラックホール同士の合体のケースである。
※日本の重力波の観測施設KAGRA(カグラ)の運用が待ち遠しい。


2017年10月10日(火)07:01:37
JAXAと三菱重工はH-2Aロケット36号機により準天頂衛星「みちびき4号」を種子島射場から打ち上げ、衛星分離に成功した。
これで4基体制が整い、来年4月からの運用に期待が高まる。
最終的には7基体制が予定される。


2017年9月20日JAXAはドイツ航空宇宙センター(DLR)と共同声明を出した。
その中の一つにJAXAの深宇宙探査技術実証機『DESTINY+(デスティニー プラス)』にドイツチームが開発製作する機器が搭載される予定とあった。
「DESTINY+」は2022年頃、イプシロンロケットで打ち上げられる見込み。
計画は「流星母天体」「活動的小惑星」の実態理解をめざす。
具体的な対象小惑星は「フェートン」。
子機「PROCYON-mini」を分離し小惑星の近接フライバイを行い再び母機に回収する計画もあり、成功すると深宇宙での世界初ランデブー・ドッキングとなる。
ミッション期間は4年。


2017年9月12日、JAXAはイプシロンロケット3号機の打ち上げ予定日を発表した。
予定日/2017年11月12日(日)
時 間/06:00〜06:35頃
場 所/内之浦射場
搭載衛星/高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)
※9月29日発表、電気系統に不具合が発見され、対応に相応の時間が必要なので延期。新打ち上げ日は未定。


2017年9月7日、国際天文学連合(IAU)は冥王星表面の地名が決まったと発表した。
その中には「はやぶさTerra(大陸)」という名前も採用された。
同様に「ボイジャーTerra」や「テンジン山脈」「ヒラリー山脈」などもある。※テンジンとヒラリーは最初のエベレスト登頂者。
冥王星の衛星カロンにも非公式ながら「かぐや姫クレーター」がある。


NASAの土星探査機「カッシーニ」が20年間に及んだ任務を終え、2017年9月15日(日本時間)土星に突入して燃え尽きた。


ISSから分離した宇宙船ソユーズ(50S)は2017年9月3日(日本時間)無事地球に帰還した。
乗員は3人でロシア人船長と米国人2人。
うち米国人女性のペギー・ウィットソン飛行士は過去の累積宇宙滞在日数665日を記録した(米国人最長)。



(※前回記事/2017年8月29日
『はやぶさ 2』打ち上げから1,000日目
『はやぶさ 2』は順調に航行中。



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<その他のサイエンスニュース>




2017年8月19日14:29、測位衛星「みちびき3号」を搭載したH-2Aロケットが種子島射場から打ち上げられた。
この後、10日くらいを掛けて地上3万6千kmの静止軌道に移動させる。
「みちびき4号」は10月にも打ち上げられる予定。



2017年8月8日亀田製菓は同社の「柿の種」がJAXAの宇宙食認定をされたと発表。
ISSで各国の宇宙飛行士が食べられることになる。
喉が乾き過ぎないかとかビールが欲しくなるとか負の要素が少々心配。
ま、それを上回る「普通の生活」の確保も重要。



2017年7月14日JAXA発表。
2017年度中に同時打ち上げ予定の「気候変動観測衛星(GCOM-C)」と「超低高度衛星技術試験機(SLATS)」の愛称が公募により決定。
「気候変動観測衛星(GCOM-C)」は「しきさい」。
「超低高度衛星技術試験機(SLATS)」は「つばめ」。



2017年6月4日に打ち上げられたアメリカのドラゴン補給船に乗せられて、ISSにJAXAの船内ドローン「Int-Ball(イントボール)」が届けられた。
日本の研究棟「きぼう」内で浮遊しながら映像を撮ることが出来る。
地上から遠隔操作出来る。
直径約15cmの球形。
きぼうの両端に設置された3Dターゲットマーカーを見ながら自分の位置を自律的に把握できる。
超小型3軸姿勢制御モジュール内蔵。
12個の小型ファンで姿勢変更と移動。
充電式。



(※前回記事/2017年7月10日
『はやぶさ 2』950日目
順調に航行中のようだ。


長野県の臼田宇宙空間観測所にある直径64mのパラボラアンテナは、
1984年の運用開始から30年以上経過して老朽化しており、
さらに「はやぶさ2」の新たに加わったKaバンドでの通信に対応していないので
対応できる後継機の建設が既に開始されている。
2019年度に完成予定。場所は現在の位置から北西に1.5km、蓼科スカイライン脇。
直径は54mと小さくなるが技術の向上により性能は同等以上である。
「はやぶさ2」は2018年に小惑星「リュウグウ」に到着する予定である。




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<その他のサイエンスニュース>



紆余曲折があったESA(欧州宇宙機関)主導の水星探査計画『ベピコロンボ』。
計画変更や打ち上げ延期がありどうなるのかと思われていたが、とにかく現在のおさらい。
この計画にはJAXAも協力している。
探査を衛星二つで分担する。
ESA担当:MCO(3軸制御衛星。地形、鉱物・化学組成、重力場の精密計測)
JAXA担当:MMO(スピン衛星。磁場、磁気圏、大気、大規模地形の観測)
2018年10月フランス領ギアナ(南米)にあるESA宇宙センターからアリアン5型ロケットで打ち上げる予定。(当初2016年打ち上げの計画だったが延期になっていた)
両探査機はESA担当の電気推進モジュール、化学推進モジュールと一体に結合されたまま航行して、水星近くに到達してから分離されそれぞれの軌道に投入される。
2025年12月水星到着予定。
両探査機とも観測は1年間の予定。


JAXAにより「みちびき3号」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)の打ち上げ日程が発表された。
予定日:2017年8月11日(金)14:00頃〜23:00頃(日本時間)
ロケット:H-2A 35号機 個体ロケットブースター4本 質量442トン(衛星含まず)
みちびき3号:重量約4.7トン
発射場:種子島宇宙センター



(※前回記事/2017年5月21日
『はやぶさ 2』900日目
打ち上げから900日目。

2017年4月28日第2期イオンエンジン連続運転が無事終了したそうです。

2017年4月11日頃「はやぶさ2」は太陽-地球系のL5(ラグランジュ点の5)を航行中。
これまでイオンエンジンの運用最優先で行なって来たがそのメドがついて来て時間的な余裕が出来たので、4月18日くらいに光学カメラで付近を撮影し未知の小惑星が発見できるかどうかを試みるとの事。
NASAの小惑星探査機「オサイリス・レックス」がL4通過で同様の撮影をしたが、既知の小惑星しか映らなかったそうだ。

ラグランジュ点
2つの天体の間では重力と遠心力が吊り合う点が5つある。小惑星が吹き溜まりのように集まる。(図はJAXAの記事から)


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<その他のサイエンスニュース>




NASAの次世代大型ロケット『SLS(スペース・ローンチ・システム)』の計画が遅れる。
最初の打ち上げ(無人)は2019年にズレ込む見込み。
理由は予算と技術の両方。


NASAは1997年10月に打ち上げられた土星探査機カッシーニが13年にわたる観測(土星到着まで7年掛かっている)を終え、2017年9月15日に観測しながら土星に落下して役割を果たす予定と発表。
当初の観測予定は4年だったが2回延長出来た。


MMX(Martian Moons eXploration)火星衛星探査機計画(サンプルリターン)について。
現状では2024年打ち上げ、2025火星周回軌道投入、2029年地球帰還を想定。
2017年4月10日JAXAはこの中のいくつかの案件についてCNES(フランス国立宇宙研究センター)と検討に関する実施取り決めを締結した。


2017年4月10日JAXA発表。
「みちびき2号機」(準天頂衛星)の打ち上げ予定について。
打ち上げ予定日:2017年6月1日(木)09:20頃
使用ロケット:H-2A 34号機
射 場:種子島宇宙センター
『はやぶさ 2』850日目
打ち上げから850日目。
小惑星『リュウグウ』に向けて、順調に航行中。



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<その他のサイエンスニュース>




2017年3月30日(米国時間)米国民間企業スペースX社は再利用ロケットの打ち上げに世界初で成功した。
今回のロケット(1段目ブースター)は2016年4月にISSへの補給で一度使われたもの。
再び今回も無事垂直に着陸したので、さらに使用可能と見られる。


2017年3月29日JAXA発表。
2016年12月20日にイプシロンロケット2号機で打ち上げられたジオスペース衛星「あらせ」は
初期運用フェーズを終了して定常運用に移行した。


2017年3月17日10:20、
種子島射場から情報収集衛星レーダー5号機がH2Aロケット33号機で打ち上げられた。


2017年3月3日JAXA発表。
金星探査機「あかつき」搭載のカメラ5基のうち2基(IR1、IR2)の電流値が不安定であるので休止中。他の3基(中間赤外カメラ、紫外イメージャ、雷・大気光カメラ)は正常。
原因は機器劣化の可能性が高い。
打ち上げから約7年経過。


2017年3月1日発表。
ヤクルトとJAXAの共同で2014年から地上での研究が始まっていたが、
いよいよ2017年4月からISS搭乗員にプロバイオティクス(L.カゼイ・シロタ株)を継続摂取してもらい、
「宇宙空間における免疫機能及び腸内環境に及ぼす影響」について検証し人類の健康増進に資するとの事。


2017年2月27日、イーロン・マスクが率いるスペースX社は
2018年後半に民間人2人を乗せた月周回旅行の有人宇宙船「ドラゴン」を打ち上げると発表。
使用ロケットは「ファルコン・ヘビー」。
ただし計画通りに進むかは予断を許さず。


2017年2月13日JAXA発表。
2017年1月15日の「SS520」ロケット打ち上げ失敗の原因は電線ショートの可能性が高いとの事。
『はやぶさ 2』800日目
打ち上げから800日目。
順調に航行中。



2015年末に「はやぶさ2」を使ったレーザー実験の様子が“欧文地球惑星科学専門誌”に2017年1月3日付で掲載された。
オーストラリアの観測所からレーザ光を照射し、探査機の姿勢を細かく振ることによって探査機のレーザ高度計の望遠鏡が地球の方向をうまく向いた時に検出を確認。
この時の距離は約660万km。
これより遠い距離の前例はNASAの水星探査機「メッセンジャー」と火星探査機「マーズ・グローバル・サーベイヤー」のみ。



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<その他のサイエンスニュース>




2017年3月16日(木)10:00〜12:00(日本標準時)、H-2Aロケット33号機が打ち上げられる予定。
搭載衛星は「情報収集衛星レーダ5号機」。


2017年1月24日(火)16:44種子島射場から防衛省の通信衛星「きらめき2号」搭載のH-2A(32号機)ロケットが打ち上げられた。
「きらめき1号」は南米ギニアからESAのアリアン5ロケットで2018年に打ち上げられる予定で、順番が逆になった。※3号機は20年度中に打ち上げられる予定。最終的に3基体制を目指す。


2016年12月9日に打ち上げられた「こうのとり6号」はISSでの任務を終え、
2017年1月28日ISSからの分離され2月6日大気圏に再突入した。
分離されてからスペースデブリ除去のための実験で導電性テザー(紐)を最大700m伸ばす予定だったが装置の不具合で伸展出来なかった。
ただし電界放出型電子源を用いて電流を流す原理を確認できたとの事。


2017年1月11日(水)朝、打ち上げ予定だった衛星用の世界最小級SS-520ロケットは強風により延期された。
改めて1月15日(日)08:33に打ち上げられたが、途中不具合が起きたため、第2段ロケットのモーターへの点火を中止した。


2017年1月10日「きく8号」の運用を終了した。
2006年12月に打ち上げられてから3年のミッション期間を終え、さらに10年の設計寿命も経過した。
他の静止衛星に影響が出ないように静止軌道から離脱させた。


2017年1月4日NASA発表。
2つの小惑星探査計画。
●探査機「ルーシー」
2021年打ち上げ。目的地は木星トロヤ群の小惑星6つ。
2025年に到達し、2027〜2033年に探査を行なう。
●探査機「プシケ」
2023年打ち上げ。目的地は小惑星「16プシケ」。金属(徹やニッケルなど)の塊なので惑星のコアの残りではないかと考えられている。
2030年に到達し観測を行なう。
月と火星
火星と月

昨夜(1月3日)は月と金星と火星のスリーポイント“一括”を狙ったが、月と金星がかなり離れていて“絵”にならない。
火星はどこにいるのか見えない。
仕方無くとりあえず月だけ撮ってよく見たら、ソバに火星らしき星が写っているじゃありませんか。
こんな小さくちゃ肉眼じゃ見えにくい。
月と金星
月と金星

昨日(1月2日)18時過ぎに窓から、ふと南の夜空を見たら
月と金星がトルコ国旗を彷彿とさせる関連性になっている。
急いでカメラと1脚を用意して撮ったのがこの写真。
準備する数分の間にも位置関係が離れて行くので、ベストタイミングでないのが残念。


ネット検索したら昨日は偶然“大接近の日”だそうだ。
翌1月3日は火星が加わってその三つがかなりひと塊りの位置関係になるらしい。
予想しなかった天体ショーの鑑賞であった。
「はやぶさ 2」750日目
打ち上げから750日目。
順調に航行中。



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<その他のサイエンスニュース>




2016年12月20日(火)20:00、JAXAはイプシロンロケット2号機を内之浦射場から打ち上げた。
ジオスペース探査衛星(ERG)を搭載しており無事軌道に乗った。
太陽電池パドルも正常に展開され、衛星の愛称は「あらせ」と命名された。
射場の近くの荒瀬川に因んだそうだ。
約2ヵ月の初期運用の後、本運用に移る予定。


2016年12月9日(金)22:26
ISSへの無人補給船「こうのとり6号」を乗せたH-2Bロケットが種子島射場から打ち上げられ、正常に分離された。
新しい日本製バッテリーや水、食料など5.9tが積まれている。
将来、デブリ(宇宙ゴミ)を除去するための実験も行われる予定。
13日夜にISSに到着する。


2016年12月1日ロシアがISSへの無人補給船「プログレス」を打ち上げたが
発射直後に大気圏中で燃え尽きたと発表した。
〝枯れた技術〟を誇るソユーズロケットでさえ、ひょこっとこういう事態がある。
宇宙関連はまだまだ試練の時代。


2016年10月にESAとロシアの共同計画である火星無人着陸機「スキャパレリ」が着陸失敗した件で
11月調査結果が発表された。
装置の故障でパラシュートの切り離しが早過ぎたらしい。
『はやぶさ 2 』700日目
小惑星リュウグウをめざす『はやぶさ2』が打ち上げから700日目。
順調に航行中。



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<その他のサイエンスニュース>



2016年11月2日15:20気象衛星「ひまわり9号」を載せたH-2Aロケットが打ち上げられた。
衛星は27分51秒後分離された。
(当初11月1日予定だったが天候により延期されていた)


2016年10月30日ISSに約4ヵ月滞在して任務を果たした大西拓哉飛行士(含む3人)が
ロシアのソユーズ宇宙船で地球に帰還した。


2016年10月17日、米民間企業オービタルATKがISSへの無人補給船「シグナス」を打ち上げ、
10月23日ISS滞在中の大西飛行士がロボットアームでキャッチした。


延期されていた「こうのとり6号」の打上げ日が2016年12月9日(金)22:26頃と発表された。
「ひまわり9号」の打ち上げが迫っていたので順序が入れ替わった事になる。


2016年9月30日ESAの無人探査機「ロゼッタ」はチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に衝突し12年間の任務を終えた。


2016年9月29日シキボウ、山本香料など4社は、いわゆる“バキュームカー”の不快な臭いを
チョコレートのような甘い香りに変える技術を共同開発した。


2016年9月15日中国は無人宇宙実験室室「天宮2号」を打ち上げた。
2016年10月17日中国が2人乗り有人宇宙船「神舟11号」を打ち上げた。
周回中の無人実験室「天宮2号」にドッキング予定。
このミッションは30日間の予定。
実績を積み2022年頃に独自の宇宙ステーション建設をめざしている。

2016年9月25日中国は無人宇宙実験室室「天宮1号」が制御不能になった事を認めた。
「天宮1号」は2011年9月29日に打ち上げられたもの。
2017年後半に落下と推測されるが、詳細は直前にならないと分からないらしい。
落下地点も予測不能。
重量8.5t、全長10.4m、直径3.35m。
「カタカナ+漢字」の名詞 その3
アームストロング限界
アフィン空間
イリザロフ法
ウォーターハンマー現象
エッジワース・カイパーベルト天体
エディアカラ生物
エピ濃度
エリベン毛虫
エルゴ球
カイラル対称性
ガストレア起源説
グラショー・ワインバーグ・サラム理論(電弱統一理論)
グルーエン転移/ビクター・グルーエン(都市計画家)。ショッピング・モールの創設。情報がたくさんあって混乱、道の先は見えないと消費者は衝動買いを誘われる。
グルカゴン受容体
クロソイド曲線
ゲージ理論
ケトン体
サヴァン症候群
サバティエ反応
シーソー機構
シェンゲン協定
シミュラクラ現象
シャノン限界
シャルピー衝撃試験
シュライアー予想
シュリーレン現象
ショルツ星
ジンバル機構 ジンバル雲台
ダニング=クルーガー効果
チェレンコフ望遠鏡
チューリング機械
ツァイガルニック効果
ドラッグ機動
ドリフト層
トンネル効果
トンボロ現象
ニトリル手袋
ハ―ビック・ハロー天体
パイピング崩壊
パウリ原理
バルチック海運指数
バルマー系列
フーリエ変換
フラウンホーファー線
プラトー・レイリー不安定性
フリック入力
プルキニエ現象
ベイズ統計
ヘニエイ収縮
ベンゼン環
ペンローズ過程
ポアソン分布
ホーソン効果
ボッシュ反応
ポンプ・プローブ式時間分解分光法
マシュー群
マッデン・ジュリアン振動
マヨラナ粒子
ミノフスキー粒子(フィクション)
ムーンシャイン現象 マチュー月影
メイラード反応
モック保形性
モックモジュラー形式
ライマンα線
ラプラス変換
ラングランズ対応
ランドルト環
リトマス試験紙
レイリー・テイラー不安定性
レプトン数
ロバートソン・ウォーカー計量
ワーラー変性



(※前回記事/2015年1月28日
『 はやぶさ 2 』 650日目
“はやぶさ 2” 打ち上げから650日目。
順調に航行中。


小惑星からのサンプルリターン計画で“初代はやぶさ”が一歩先を進んでしまったので
NASAは内心穏やかではなかった。
そこで満を持して2016年9月9日(日本時間)探査機“オシリス・レックス”を打ち上げた。
行先は小惑星ベンヌ(直径約500m)。
ミッション予定期間は約7年(2023年9月試料地球帰着予定)。
研究者たちは今後“asteroid guys”(小惑星野郎)として交流を深め、持ち帰った資料は人類共通の資産としてお互いに研究し合う予定。




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<その他のサイエンスニュース>





「ひまわり9号」は2016年11月1日にH-2Aロケットで種子島射場から打ち上げられる予定。


ESA(欧州宇宙機関)が2014年に打ち上げてチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を探査している「ロゼッタ」に搭載されている、フィラエとの通信機器(ESS)の電源スイッチが2016年7月28日に切られた。お疲れさまでした。

2016年9月6日ESA発表。探査母機「ロゼッタ」が撮影した写真に着陸機「フィラエ」が写っていた。岩のすき間に横転した格好で写っていた。


ISSへの無人補給船『こうのとり 6号』の打ち上げが当初2016年10月1日に決まっていたが、延期され新しい打ち上げ日はまだ発表されていない。


2016年7月20日JAXA発表。かねてから報じられていた新型基幹ロケット「H3」の基本設計を終了した。
2020年度の打ち上げを目指す。



(※前回記事/2016年7月25日
『はやぶさ 2』 600日目
“はやぶさ2”は順調に航行中。打ち上げから600日目。

2016年7月14~16日に
はやぶさ2に積まれている着陸機「MASCOT」の事前チェックのために、製作したドイツチームが来日して運用を行った。
結果「異常なし」を確認。
ホッピング機能で場所を移動する予定。




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<その他のサイエンスニュース>





米国スペースX社は2016年7月18日に打ち上げたファルコン9 ロケットで
ISSへの無人補給船「ドラゴン」の軌道投入と
再使用のためのロケット1段目本体の地上着陸を成功させた。
地上着陸成功は2015年12月に続き2回目。


2016年7月14日JAXAより
ISSへの無人補給樹「HTV(こうのとり)」の次世代機「HTV-X」の構想が公表された。
技術実証機の打ち上げは2021年度を見込む。
使用ロケットは開発中のH3。


2016年7月14日JAXAはX線天文衛星『ひとみ』の後継機を2020年を目標に打ち上げる計画を検討している事を公表した。
今まで築いてきたX線天文分野の実績を継続するために無くてはならない衛星なのでなんとしても実現したい意向である。
観測機器の開発については「ひとみ」同様にNASAやESA(欧州宇宙機関)の役割分担の申し出を取り付けている。
今回の失敗を貴重な経験にしてより練度の高い事業にしてもらいたい。


2016年7月13日(水)相模原市立総合体育館で「次世代イカロス」帆の展開実験が一般公開で行われた。
実際の完成形は一辺50mの正方形。
さすがに大きすぎて全体は展開できないので1/4部分の帆。
並べられた初代「イカロス(一辺14m)」の帆が小さく見える。


2016年7月7日(木)10:36(日本時間)
カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から大西拓哉飛行士ら3人を乗せてソユーズが打ち上げられた。
7月9日ドッキングし無事ISSに入室した。大西飛行士は約4ヵ月間の長期滞在の予定。


2016年7月5日NASAの木星探査機「ジュノー」が木星に到達して周回軌道に入った。


2016年6月8日国際学会「国際純正・応用化学連合(IUPAC)」は原子番号113番の新元素の名称案を「ニホニウム」と発表した。


2016年6月2日JAXA公開。
ISSの主電池をすべて日本製のリチウムイオン電池に切り替えることになった。
既存の電池は海外製ニッケル水素電池だったが老朽化したための交換。
2016年秋に打ち上げられる「こうのとり6号機」に一部が載せられる。
その後3回に分けて届ける予定ですべて終わると全体の電力は1.5倍に増強される。


ベピ・コロンボ計画延期。
水星をめざすESA(欧州宇宙機関)の探査機とJAXAの探査機を載せて2017年1月に打ち上げを予定していた計画が1年3ヵ月延期された。
JAXAの探査機は既に完成しESAに納入済み。
発射場は南米仏領ギアナであるが、ESAの探査機の製作が遅れている。


ISS(国際宇宙ステーション)の観測用モジュール「キューポラ」のガラス窓に7㎜のキズ。
ISSの窓のガラスは何層にもなっているので活動に支障はないがヒヤリとする出来事。
わずか「数ミクロンの小さな塗料の剥がれか、金属の小さな破片」がぶつかったと欧州宇宙機関は見ているそうだ。(2016年5月)


2016年4月28日ロシアの新しいロケット打上げ基地「ポストーチヌイ」(アムール州)から初の打上げが行なわれた。
これまでのバイコヌール宇宙基地はカザフスタンに年間使用料約110億円を支払っており、国家間の関係次第では使えなくなる恐れもはらんでいるので新基地の建設が望まれていた。
ソ連時代は同じ国だったからそんな問題は無かった。


2016年4月28日JAXA発表。
X線天文衛星「ひとみ」の運用を断念すると発表した。
2016年2月に種子島射場から打ち上げられ初期試験運用中だったが、3月下旬姿勢制御系の誤作動で異常回転し破損したと思われる。
2016年5月24日JAXA発表。
「ひとみ」の事故原因はプログラムの設定ミスだった。
運用するメーカー担当者が本来プラスの値を入力する項目にマイナスの値を入れたために起こった。



(※前回記事/2016年4月16日
『はやぶさ 2』 500日目
「はやぶさ 2」の打ち上げから500日目。

2016年3月22日JAXA発表によると、
はやぶさ2のイオンエンジンを本日から800時間程度連続運転をするとの事。
ただし実際は1週間に1回ほど運転をやめて姿勢を修正するそうだ。


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<その他のサイエンスニュース>




2016年4月9日(日本時間)米国ベンチャー「ビゲロー・エアロスペース」が開発した宇宙居住実験施設が打ち上げられた。
ISSに取付けられて耐久性などを試される。
5月下旬に空気を入れて膨らませる予定。
将来は一般人が利用できる単独の宇宙ホテルとしての活用をめざしている。
今回の打ち上げに使われたスペースX社のロケット「ファルコン9」は
その後海上のプラットホーム着陸に成功した。
陸上着陸は今までにも成功していたが海上は今回が初めて。


2016年3月31日JAXA発表によると、
金星探査機「あかつき」の試験観測結果についておおむね順調であるようである。
定常観測移行は4月中旬の見込みだそうだ。
2016年4月4日JAXA発表。「あかつき」の軌道修正。
太陽光がより良く当たるようにして寿命を延ばす意図。
観測日数を約800日から約2,000日に増やせる見込み。


千葉工大が開発してISSに設置される流星観測カメラ「メテオ」が3度目の正直でやっと打ち上げに成功した。
2016年3月23日(日本時間)、補給船シグナス6号機(アトラスVロケット使用)に載せられ打ち上げられた。
ちなみに過去2回は、
1回目:2014年10月28日、補給船シグナス3号機(アンタレスロケット使用)に載せられ打ち上げられたが爆発失敗した。
2回目:2015年6月28日、補給船ドラゴン7号機(ファルコン9ロケット使用)に載せられ打ち上げられたが爆発失敗した。


2016年3月22日三菱重工発表。
アラブ首長国連邦のドバイ政府宇宙機関から2020年の火星探査機の打ち上げを受注した。
すでに三菱重工業は2017年度に打上げる温室効果ガス観測技術衛星GOSAT-2の相乗りで、
ドバイの衛星「ハリーファサット」の打ち上げも受注している。


文部科学省は2016年3月8日、わが国の主力ロケットH2Aを
2023年度で終了し次期主力ロケットH3に順次移行させる事を明らかにした。
H3は2020年度に初号機を打ち上げる予定。


ISSに約1年間滞在していた飛行士が地球に帰還した。
2016年3月2日ソユーズで降りたった3人の内の
NASAのスコット・ケリーさん。
今回は340日で通算では520日になった。


2016年2月29日JAXA発表。
2016年2月17日に打上げられたX線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)はクリティカル運用期間を無事終了した。
(1)冷却システムを動作させ絶対温度50ミリ度(マイナス273.1度)を達成。
(2)軟X線分光検出器(SXS :Soft X-ray Spectrometer)の試験動作。
(3)伸展式光学ベンチ(EOB :Extensible Optical Bench)の伸展。
今後、搭載機器の初期機能確認を約1ヶ月半、その後キャリブレーション(較正)観測を約1ヶ月半かけて実施する。
*
2016年3月26日のX線天文衛星「ひとみ」運用時に衛星からの電波を正常に受信出来ず、その後も同じ状況が続く。原因不明。復旧に全力を尽くしているとの事。
その後米戦略軍によると、「ひとみ」の周辺に数個の物体が確認出来るという情報もあり、デブリが衝突した可能性や異常回転で一部が分解した可能性などが考えられる。
原因調査は数ヵ月単位で掛かる見込み。
いずれにしても残念な結果であった。


(※前回記事/2016年2月26日
『はやぶさ 2』 450日
『はやぶさ 2』の打ち上げから450日目。

2016年2月最初の週にMASCOTのスイッチがオンにされた。
小型着陸機(30×30×20cm、10kg)。
ホッピング機構で移動出来る。
開発したDLR(ドイツの航空宇宙研究所)の人たちが運用のために相模原に来た。


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<その他のサイエンスニュース>




2016年2月17日(水)17:45種子島射場からH2Aロケットの30号機が打ち上げられた。
搭載されたのはASTRO-HというX線天文衛星であり、無事軌道に乗った。
そして「ひとみ」と名付けられた。
高さ575㎞を周回。


米国の2ヵ所にある重力波観測装置LIGO(ライゴ)を使って重力波を観測したと米国チームが発表した。
2015年9月の観測データを精査して2016年2月に公表した。
100年前にアインシュタインが予測したが、あまりにも難し過ぎて長年実現しなかった。
日本のKAGRA(かぐら)も後を追い掛けて観測を始める。


「9番目の惑星が有りそう」という論文が発表された。
研究者は米カリフォルニア工科大の教授たち。
見積もった質量は地球の約10倍。
軌道は海王星の約20倍遠くで、公転周期は1万~2万年。
遠すぎて直接観測はまだ出来ていない。


2016年1月17日米民間会社スペースX社は「ファルコン9」ロケットによりNASAの人工衛星を打ち上げに成功した。
その後1段目を再使用のため洋上の浮き施設に軟着陸させる予定(今回2回目)だったが失敗に終わった。
4脚のうちのひとつがロック不良だったようだ。
課題は軽微なのですぐ解決できるだろう。


2016年1月7日京都大学ほかのチームが発表。
ブラックホールの「またたき」を可視光で観測出来た。
世界各地のプロ・アマ天文家の協力を得て観測された。
近くの恒星のガスがブラックホールの重力に引き寄せられ円盤状にたまり、
一気にブラックホールに流れ込むことをアウトバーストと言う。
放出された高エネルギーのX線がガスに反射することで光り、
X線の強さが規則的に変動するため、光も瞬いて見えるそうだ。


(※前回記事/2016年1月7日
『イカロス』打上げから2,100日
打上げから2,100日。
冬眠中。

太陽電池にそろそろ陽が当たって起きるころなんだけど。
『はやぶさ 2』 400日目
「はやぶさ2」の打ち上げから400日目。

2015年12月14日JAXA発表。
「はやぶさ2」の地球スイングバイの結果、
秒速1.6㎞加速し、「リュウグウ」への軌道にも乗った。
2018年6~7月ころ「リュウグウ」に到着、地球帰還は2020年末の見込み。




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<その他のサイエンスニュース>





2017年春、世界各地の電波望遠鏡が協力してブラックホールの観測に挑む。
南米チリのアルマ望遠鏡、米国、メキシコ、スペイン、南極にある電波望遠鏡を同調させる事により仮想口径9千㎞の望遠鏡と同じ効果が期待出来る。


原子番号113番の原子が日本の発見という事で決まった。
92番より重い元素は自然界には存在せず、それ以上は人工的に合成して発見される。
今まで米露独しか発見していなかった。
初めてアジアから元素の世界に足跡が残せた事になる。


2015年12月23日、南極観測船「しらせ」から昭和基地に
ヘリコプターで物資の輸送が開始された。
「しらせ」は基地西方約18㎞地点に到達した。


2015年12月22日JAXA発表。
ISSの2024年までの運用延長にJAXAも参加が決定された。
引き続き、日本実験棟「きぼう」及び宇宙ステーション補給機「こうのとり」の運用が続けられることになる。


かねてから試行錯誤を重ねていた再使用ロケットの実験。
2015年12月21日米国民間会社スペースX社のファルコン9ロケットが成功した。
衛星を軌道に乗せて、ロケット1段目は逆噴射で予定地に軟着陸した。
再使用によって大幅なコスト削減が見込まれる。


2015年12月21日、
強化型イプシロンロケット2段目エンジンの燃焼試験が行われた。
2016年度打ち上げ予定。


次期X線天文衛星(ASTRO-H)の打ち上げが2015年2月12日(金)に決まった。


油井飛行士が142日間のISS勤務滞在を終えて2015年12月11日地球に帰還した。


2015年12月7日、ISSへの米国民間補給機「シグナス」が事故後初めて打ち上げられた。


金星探査機「あかつき」が金星周回軌道に乗るための逆噴射を行なった。
機器の故障で5年前に一度失敗したので、満を持し最後のチャンスであった。
主エンジンが使えないので姿勢制御用エンジンを使うしかなかった。
新しい軌道は近地点400㎞、遠地点44万㎞の超楕円。周期約13日14時間。
本来の遠地点は8万㎞、周期は30時間だった。
軌道制御運用で徐々に9日間程度で周回する軌道に移行する予定だそうだ。


2015年11月24日(火)15:50、種子島射場から
カナダの静止衛星「テルスター12ヴァンテージ」を搭載した
H-2Aロケットが打ち上げられた。
今までのH-2Aより高度化したロケットの初の打ち上げである。
衛星を赤道上空36,000㎞の軌道に乗せるためには
種子島からでは角度が約30度付いていて、それを修正するために
衛星の燃料を使わねばならなかったが、今回の改良でそれがだいぶ節約できる事になった。


(※前回記事/2015年11月18日
宇宙ヨット『イカロス』2,050日
『イカロス』打上げから2,050日目。


(前回記事/2015年11月11日
『はやぶさ2』打上げから350日
「はやぶさ2」打上げから350日目。

1年前に打上げた「はやぶさ2」は2015年12月3日に地球スイングバイをします。
軌道修正と増速。



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<その他のサイエンスニュース>




2015年11月16日(月)南極観測船しらせが横須賀基地から南極に向け出航した。
57次南極観測隊員は空路オーストラリアに行きしらせに乗る。
年末~年始に昭和基地に着く予定。
越冬隊員は30人(内女性は5人)。


いよいよ2015年12月7日金星探査機「あかつき」が金星周回軌道に乗るための再挑戦を行なう。
2010年に機器の不具合で失敗してから、後が無い再挑戦。


2005(平成17)年7月10日に打上げたX線天文衛星「すざく」の観測結果を元にした論文の数。
• 査読つき学術論文:762件(2014年12月末まで)
• 学位論文:227件(うち博士論文64件)※海外で出た学位論文は含んでいない。
各種の不具合が出ているので平成27年8月26日に観測運用を終了した。
大気圏再突入は2020年代前半の見込み。
次世代機は2015年度に打上げられる予定。


直径約600mの小天体が日本時間2015年11月1日午前2時ころ地球に最接近し通過した。
地球からの距離は約48万6000㎞で月との距離の1.3倍。
彗星の核部分で既にガスやちりがほとんど無くなっているので
普通の彗星のように尾を引いていない。
したがって最接近の約20日前まで発見できなかった。
もし地球に落下していたら気象大変動で生物滅亡の恐れがあった。


プシケという名の金属(鉄とニッケル)だけで出来ている極めて珍しい小惑星があるそうだ。
地球などの普通の惑星でも中心部は鉄などの金属で出来ている。
したがって小惑星や惑星の衝突で外側が剥がれて中心部分だけが残ったのかも知れない。
NASAがこの星に探査機を飛ばす可能性があるそうだ。


CTA (Cherenkov Telescope Array)は、世界で一つという大規模なTeV ガンマ線望遠鏡群。
大口径(23m)、中口径(12m)、小口径(4.3m)の反射望遠鏡を全世界に118基設置する予定。
カナリア諸島(スペイン領)の起工式に出席のためノーベル物理学賞の梶田隆章氏が2015年10月8日日本を出発した。


(※前回記事/2015年9月29日
『イカロス』 2,000日
宇宙ヨット『イカロス』が打上げから2,000日経過した。

冬眠中。
来月あたりに目を覚ましそうな気配ではある。
『Ryugu(竜宮)』
小惑星探査機「はやぶさ2」が向かっている小惑星(1999JU3)の名前が
「Ryugu(竜宮)」に決まった。
今夏JAXAが一般から募集したもの。
応募総数7,336件の中でRyuguは30件あったそうだ。

ま、良かったんじゃないだろうか。
この後JAXAが公式国際機関に申請して正式に決定される。


(※前回記事/2015年8月12日




<追記>
JAXAが指定して発見者(米国チーム)が国際天文学連合に提案した。
通常審査に3ヵ月程度かかるのだが今回は異例の早さで審査を終え
既に小惑星リストに掲載された。
『はやぶさ 2』打上げから300日目
“はやぶさ 2”が打上げから300日目。
順調に航行中。



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<その他のサイエンスニュース>



2015年9月28日インドが宇宙観測衛星「アストロサット」を打ち上げた。
ロケットは国産PSLVロケット。
衛星の重さは約1.5トン。各種望遠鏡など5つの観測機器を搭載、今後5年間地上650㎞の軌道を周回する。

JAXAはオール電化衛星の開発を検討している。
実現すれば燃料搭載量を大幅に軽減できる。
打上げは2021年度、ロケットは開発中のH3の2号機を予定。

JAXAとベンチャー企業「アストロスケープ」が
2016年後半に「デブリ(宇宙ゴミ)実態調査」の衛星を打ち上げる。
「アストロスケープ」は本社をシンガポールに置くが
旧大蔵省出身の岡田光信氏(42)が設立した。

2015年9月18日JAXA発表。
カナダの通信放送衛星「Telstar 12 VANTAGE」を載せたH-2Aロケット(改良型)29号機の打ち上げ日が決まった。
日時●2015年11月24日(火)15:23~17:07
予備日●11月25日(水)~12月31日(木)
場所●種子島射場。

2015年9月16日NASA発表。
開発中の新型有人宇宙船「オリオン」の予定飛行が2021年8月から2023年4月に延期された。
開発費が巨額で確保が難しいのが理由。

2015年9月16日JAXA発表。
「こうのとり」5号機のISSからの分離と大気圏再突入の日程が決まった。
分離:2015年9月28日(火)午前0:20頃(日本時間)
大気圏再突入:2015年9月30日(水)午前5:31頃(日本時間)

JAXAは2015年9月11日観測ロケットS-520-30号機の打ち上げを実施し正常に機能した。
内之浦射場。
単段式固体燃料ロケット。高度約300㎞に到達する能力を有す。

2015年9月2日JAXA発表。
はやぶさ2の動向。
9月1日(火)から2日(水)にかけて実施したイオンエンジン追加噴射が、計画どおり終了。2日間で合計約12時間となっています。
ちなみに、この2日間で使用したイオンエンジンは(4つある内の)AとD。

2015年8月26日JAXA発表。X線天文衛星「すざく」の科学観測終了が決定された。
「すざく」は2005年7月10日に内之浦射場からM-Vロケットで打上げられた。
質量1,700㎏。
日本のX線天文学衛星は「はくちょう」「てんま」「ぎんが」「あすか」「すざく」と繋がれて来た。
「すざく」の次の機体(ASTRO-H)打ち上げも最終コーナーを曲がる段階にある。
質量2,400㎏。ロケットはH-2A(種子島射場)。

JAXAは2015年8月26日、金井宣茂宇宙飛行士が2017年11月から半年ISSに滞在すると発表した。
金井さんは初飛行で海上自衛隊の医師出身。
既に大西卓哉宇宙飛行士が2016年6月から半年ISS滞在予定が決まっている。

2015年8月24日(読売新聞)
総務省所管の情報通信研究機構(NICT)が開発した電磁波観測技術が
「ESA(欧州宇宙機関)」による木星圏探査に採用されることになった。
木星の衛星「ガニメデ」の大気の組成や表面の氷の状態を調べ、
生命体の有無などを探る重要な役割を担うことになる。
ESAは2022年に木星圏探査機「JUICE(ジュース)」を打ち上げ、探査機は2030年に木星周辺に到達する予定だ。
この探査機に、NICTの笠井康子主任研究員(地球惑星観測学)らが開発したテラヘルツ波観測技術が採用される。
物質が出す微弱な電磁波をキャッチし、物質の種類や状態を特定する技術。

2015年8月19日20:50種子島射場からISSへの宇宙輸送船「こうのとり5号」が打ち上げられ、15分後軌道投入に成功。
8月24日19:29把持に成功。その後ドッキングも成功した。ロボットアーム操作はISS滞在の油井飛行士。NASAでの通信担当は若田光一さん。つくばでの制御はJAXAの松浦真弓フライトディレクタ。初めての日本人コンビネーションだった。
9月下旬まで係留される予定。

2015年8月10日ISSで人工栽培したレタスを油井飛行士たちが試食した。
これは今回が初めての試み。
タネから無重力の環境でLED光を当てて育てた。
今後有人火星探査などの際に有効な試行だ。


(※前回記事/2015年8月10日
宇宙ヨット『イカロス』 1,950日
宇宙ヨット『イカロス』打上げから1,950日。
冬眠中。
『はやぶさ 2』の行先
2014年12月3日に打上げられた小惑星探査機「はやぶさ 2」。
初代「はやぶさ」は波乱万丈だったので映画が3作出来たほどだった。
まだ記憶に新しい。

そこでとにかく「2」である。
今度の行く先の小惑星は「1999 JU3」。
とてもじゃないが覚えにくい。

これは仮符号であって発見者が国際組織に申請すれば“わかり易い名前”が付けられる。
2015年7月現在、仮符号が振られたのが約69万個、小惑星番号を振られたのが約38万5千個、既に命名されたのが約1万8千個という膨大な数。

要するに大体思い付く限りの名前は既に付いている。
重複は出来ないから今までに付けられていない名前を付けるのはなかなかの大変だ。
たいていの名前はもう既に出尽くしている感がある。
そう考えれば初代「はやぶさ」が行った小惑星「Itokawa(イトカワ)」は
奇跡的に良い名前が残っていたものだ。
もちろん日本のロケットの父である糸川英夫さんの名前。
この時も打ち上げられてから、その小惑星の発見者を通じて申請して認められたもの。

小惑星イトカワの正式な名前は
“小惑星 25143イトカワ(1998 SF36)”
※英語の場合Asteroid 25143 Itokawa (1998 SF36)

天体に対する命名は基本としては神話上の登場者名だったが、
当然既に使い尽くしているので今はその他も認められるようになった。
日本の神話の登場者もほとんど登録済み。

もう学者、作家、歴史上人物、タレントなどなんでもあり。
「Teresateng(テレサ・テン)」は分からないでもない。
ビートルズは4人ともそれぞれつけられているし、ビートルズというバンド名でもある。
ちょっと意外な「Hayamiyu(早見優)」もある。命名者がファンなんだろうね。

手順としては命名希望者が発見者を通して国際天文学連合(IAU)に申請して認められれば晴れて名前が付くわけだ。
「1999 JU3」の発見者は米国マサチューセッツ工科大学(MIT)・リンカーン研究所のリニア(LINEAR)チーム。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が発見者にもう話を通してあり「名前を付けさせてね」の了解を得ている。

JAXAの募集が7月22日から始まっており8月31日が締め切り。
一番良さそうなものをJAXAが選んで、発見者を通してIAUに申請する。

ワタシも応募した。
いろいろ考えた結果、「Nambu(南部陽一郎)」で応募した。
つい先ごろ94歳で亡くなった物理学者でありノーベル賞の南部陽一郎博士。
2008年のノーベル賞だが実績の偉大さに対して受賞があまりにも遅すぎたと言われた。
・クオークに“色”の概念を提唱。
・弦理論の提唱。
・自発的対称性の破れの提唱(この理論の先にモノに質量を与えるヒッグス粒子)。
実績や知名度に遜色なし。

実は「Rohan(露伴)」や「Unkei(運慶)」も考えたが
国際的に“いまひとつ感”が拭えなかったのでやめた。

参考までに既に使われている名前一覧はここに。
http://www.minorplanetcenter.net/iau/lists/MPNames.html

正式に決まるのは年末年始くらいか。