普段のズボン(その2) 2007年10月
「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
探査機の今日
秋のひと日、日常からちょっと離れていくつかの探査機に思いを馳せるのも一興かと思う。
現在の様子を資料を参考にして備忘的に書いて置きたい。

<オポチュニティ(米国のふたごの火星探査車のひとつ)>
ビクトリアクレーターへの下降ミッションが、砂嵐が吹き荒れた事によって約2ヵ月遅れていたが2007年9月に仕切り直しスタート。
火星の砂嵐というのは地球のとは規模が違うようだ。空が暗くなり長期間太陽電池の充電がストップし機械がダウンする寸前まで行ったようだが、その後積もった砂が風で吹き飛ばされる幸運もあって活動が再開された。
探査車の予定耐用期間はわずか90日だったが、3年8ヵ月以上経った今も動き続けていて、かなり満身創痍の状態でいつ動かなくなっても不思議ではないらしい。
兄弟車のスピリットは6輪の内の1輪(右前輪)が動かず、引きずったまま活動しているとか。

<ボイジャー1号・2号(米国の木星・土星探査機)>
30年前の1977年打ち上げられて主目的の観測を果たし、更なる遠くに飛び続けている。
既に太陽系圏を抜けた。先発のパイオニア10・11号も追い越した。
太陽から遠すぎて太陽電池が利用出来ないので、原子力電池によって作られた300ワット未満(家庭の電子レンジの消費電力は500から600ワット)の電力で、未だに観測データを細々と地球に送り続けているそうだ。
一番遠い1号との通信は片道14時間掛かるとの事。あと数年は通信が出来るらしい。

<かぐや(月探査機)>
月への軌道を順調に飛行中。
子衛星をふたつ分離してから(10月9日その内の一つを分離完了)、10月19日に月の周回円軌道(高度100km)に入る予定。
1年間は姿勢制御できる見込の燃料が積んであるのでその期間観測する。燃料が切れたら姿勢が維持できないので徐々に月の重力に引っ張られて月面に墜落する。

<はやぶさ(小惑星探査機)>
当初の予定より3年遅れて、2010年6月帰還予定。
小惑星イトカワの試料が入っている(可能性のある)カプセルだけ地球に投下して、その後本体は大陽を回る人工惑星になる予定だったらしいが、故障で微妙な姿勢制御が困難なので、回収地点(オーストラリアの砂漠地帯)にカプセルを降ろすためには本体ごと大気圏突入させるらしい。
カプセルを投下してから再び地球の重力を振り切る余力はなく、本体は燃え尽きるようだ。