普段のズボン(その2) 2014年09月
「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
昨夕の三日月
夜より夕暮れの方が撮影条件がいい。

三日月
ハナアブ
『THE KILLING/キリング』その後
今年2月にシーズン「1」をレンタルで観終わってからやっと続編にありついた。
デンマークの連続TVシリーズ。

近所のレンタル屋で借りてシーズン2(全10話)とシーズン3(全10話)を観た。
3が最終シリーズとの事。


それなりに期待通りでおもしろかった。
観る価値があった。
相変わらず主人公女性サラ・ルンド刑事のガサツさに閉口しながらも。


「2」では太っちょの法務大臣が新しい切り口のキャラクターだ。チョコレートを食べながらガンバっている。
「3」では首相や大会社社長が重要な登場人物。

このシリーズでは「1」でも政治家が主要登場人物だった。
シリーズを通して“政治家という人たち”周辺の動静、動向を丁寧にかつ執拗に描写している。

米国TVドラマの『24』などでも政治家の身辺がよく描かれていたが
その影響があるのか。



シリーズ全体を通して言える事だが、何と言っても天候が陰鬱。
北欧という高緯度地方だから仕方がないが
それがドラマ全体に通奏低音のように漂っている。
しかも事件設定の時期がいつも11月だから
どんより曇っているのは当たり前で、雨が降っている事も多い。
たとえ晴れていても日差しが弱々しい。
それと寒い。
太陽が燦々としてスカッとした秋晴れなんて無い。
観ていて気分が滅入る。
しかしそれが同時にこのドラマに独特の味付けをしているのだからおもしろい。



「2」は「1」の事件から2年後。
サラは「1」の後、左遷され国境検問所で働いていたが、新たな事件が発生し
元上司のブリックスから手伝ってくれと依頼され関わる(ちょっとご都合主義)。
「2」ではデンマーク軍や軍人も絡む。

上司ブリックスは無愛想で容貌魁偉だけど節々でちょっと漢気(おとこぎ)を見せる。

「3」は「2」から3年後という設定。
「1」ではサラの息子が小さかったが「3」ではもう恋人を妊娠させている。
サラは息子との間柄がうまく行っていない。
メチャクチャ忙しい刑事という仕事にのめり込んでいたので、
離婚母子家庭だった息子に多くのしわ寄せがのしかかっていた。
その反動が「3」で描かれていて息子は母を恨んでいる。



前回も言及したが先発の英国TV連続ドラマ『第一容疑者』の
“女性刑事ドラマ”というコンセプトを思い出さずにはいられない。


政治家たちの右往左往、駆け引き、離合集散、政敵の失点を利用して
我田引水する常套手段描写が連続して、どこの国も似たようなもんだと思わせられる。



ある登場人物に疑惑が生じ、犯人かと追いつめるとすんでの所で疑いが晴れる。
次に別の人に疑いが出て徐々に突き詰めるとまたあと一歩の時点で反証が出る。
それが次の人、さらに次の人と何回も何回も繰り返される。
そう簡単には終わらせないよという製作側からのメッセージだ。
観る方も慣れて来て、あと何話残っているから「マダマダだ」。


エンディングは予想外だった。
月並みな言い方を使えば“衝撃のラスト”。
“サラ・ルンドの物語”らしい終わり方だった。
死んだわけでは無い。

最終章という惹句だったがこれだとまだ続きが作れる可能性がある。
どういう事なんだかなぁ。

ハッピーエンドではなく、そうかと言って一概にアンハッピーエンドとも言い難い。
言葉を捜すなら“苦い”が一番近いかも知れない。
現実の世界は簡単ではなく、単純ではない。
あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たず。
百点満点の結果はどこにも無いということだ。

リアルな世界はこんな事のくり返し。
能天気にスカッとしたストーリーしか見たくない人には不向き。
ワタシには、…幸か不幸か楽しめた。


(※前回記事/2014年2月1日
iTunes
ワタシのiTunesのライブラリに
先般なぜか「U2」の楽曲が11曲ダウンロードされて入っていた。
ワタシ自身はその操作をやっていない。

なぜ???

とにかく必要ないので削除した。
演歌が好きな高齢者にチンプンカンプンなんだからしょうがない。

後日のニュースで知ったが
「アップルがサービスで勝手にやって苦情殺到」と出ていた。
ああ、これかぁ。
確かに希望しない楽曲をユーザーの意思に関係なく送るのは
「おせっかい」「過剰宣伝」「ありがた迷惑」でしかない。
5週間無料というしくみだそうだ。

もちろん感謝をしているユーザーもいるだろう。
それはそれ。
スティーブ・ジョブズがCEOだったらやっていただろうか。
分からない。
まぁアップルとU2は以前から仲良しのようだからな。
雪月花・花水木・木琴堂 2
東西線車両
東西線

東京メトロ「東西線」と東葉高速鉄道「東葉高速線」が西船橋駅で相互乗り入れしている。
西船橋駅は3社5路線が乗り入れる主要駅だ。
雲きらめく
先般夕刊を取りに出た時、
雲の陰に太陽がいて放射状に光芒が見えた。

雲
電車は今日も 7 (雨の車窓)
昨日は素晴らしい秋晴れ
湿度も低く絶好の散策日和。
また自転車で近所を動き回る。

荒川の河川敷グラウンドでは草野球の真っ最中。
ちゃんとした審判がいるから何かの大会なんだろう。

草野球秋雲
力士往来
9月場所中だが、
ある力士は活躍し、またある力士は去って行った。


●逸ノ城(いちのじょう)<湊部屋、東前頭十枚目>
モンゴル遊牧民出身。192cm、199kg、21歳。
今までのモンゴル人力士はモンゴルの都会っ子だったが
この人はほんまもんの遊牧民育ちの野生児だそうだ。
アマチュア横綱経験者なので幕下付け出しからスタート。
地位の関係で本来ならパス出来るのに自ら希望して相撲教習所に1年(日本人は半年)通所中。
相撲教習所では相撲の歴史や書道、一般常識、実技などを教える。
まだちょん髷が結えない。


●育盛(そだちざかり)<式秀部屋、東序ノ口24枚目>
※相撲新弟子体格基準167cm以上、67㎏以上。
検査前日67㎏くらいだった体重が当日には63㎏くらいになってしまった。
急遽おにぎり4個、うどん2杯、300mlの豆乳2本、水を約3リットルを飲む。
ギリギリで検査OKが出る。
白鵬も新弟子検査の時は68㎏だった。小さすぎてムリだと思われていたが、今じゃ大横綱だ。
育盛も大化けする可能性が無くは無かった。
2014年7月、初めて前相撲として土俵に上がった日、
立ち合い一瞬相手の“突き一発”で土俵下に弾き飛ばされた。
2014年9月正規の初相撲初日を前に引退。
9月に入って体調を崩し家族ともよく話し合って決めた。
既に取り組みが決まっていたので不戦敗となった。
結局、力士としての正式な生涯通算成績は0勝1敗(しかも不戦敗)という記録が残った。
前相撲の成績は記録には入らない。
17歳だから早く見切りを付けて良かったかも知れない。。


●隆の山(たかのやま)<鳴戸部屋→田子ノ浦部屋、最高位:西前頭12枚目>
チェコ共和国プラハ市出身。185cm、91kg、31歳。
軽量力士ゆえのサーカス相撲だった。
7月場所12日目に引退発表。
9月7日断髪式が行われた。
帰化しなかったので国に帰る予定だそうだ。


●大砂嵐(おおすなあらし)<大嶽部屋、前頭四枚目>
エジプト出身。189cm、158kg、22歳。
本名:アブデラハム・アラー・エルディン・モハメッド・アハメッド・シャーラン。
イスラム教徒。腹が減ってもラマダンを守る。
ラマダン期間は日の出から日没まで断食。
腕力(カイナヂカラ)が半端じゃない、片手で懸垂が出来るそうだ。


●遠藤(えんどう)<追手風部屋、前頭筆頭>
183cm、150kg、23歳。
永谷園のCMにも出て今や人気と期待が一番の日本人力士。
遠藤も相撲教習所をパス出来る立場だったが親方の意向で通った。
まだ大銀杏が結えない。
どうした! 7日目までまだ白星無し。
リズミカルな繰り返し
街でこういうのを見ると見過ごせない性分。

階段
ヒガンバナ
今はもう無いが以前わが家にもヒガンバナがあった。
お彼岸近くになると突然ニョキニョキと茎が伸びて来て
ひょいと花が咲く。
見ようによっては異様だ。
花茎が一斉に乱立する様。
花自体も異形をしている。

“彼岸”と結びつけば更にメッセージ性を帯びてくる。

花が枯れると遅ればせながらやっと葉が出て来る。
水仙などの葉と似ている。
葉だけになると無個性になり他の植物群の中に埋もれる。

土の中で球根は増え続ける。
何の世話をしなくとも毎年時期を違えず目を覚まして彼岸を告げる。
実に強い植物だ。

ひがんばな
写真・砂時計 4
のらくろ風
歩いている途中、ふと立ち止まり何か考えている。

のらくろ風
『ペテロの葬列』最終回
昨夜TBSテレビ『ペテロの葬列』(宮部みゆき原作)の最終回を観ました。

ネット検索すると杉村三郎シリーズは、原作では『誰か Somebody』
『名もなき毒』『ペテロの葬列』の三部作との事。
テレビドラマでは昨年の『名もなき毒』のストーリー中に『誰か Somebody』を合体させたようだ。


それなりに見応えがありました。
人と人の関係って難しいものです。

<自己啓発セミナー、ピラミッド的入金組織、洗脳、ネズミ講式詐欺、被害者、加害者>
それらを巡って事件が発生し、かかわった人たちが翻弄され関係がシャッフルされる。
それぞれの人生軌道が少し変わってしまう。

いろいろあって杉村と菜穂子は離婚してしまった。

<to be continued>と字幕が出たからいつか続編があるんだろう。
続きの原作はまだ無い筈だけど。
原作が無いのに次回作を表示するのはどうしたものか?
分からない。

ネットを見ると
「モヤモヤしたまま終わっちゃった」とか「すっきりしない」
「杉村さんかわいそ過ぎる」「最後はただの不倫じゃないか」とかの意見が多い。
それでも「この夏のドラマで一番だった」「泣かされた」という声も多かった。

杉村が妻子と別れ会社も辞め、一人旅に出るなんて
安直なエンディングで、ずいぶん非現実的な終わり方だった。
杉村君、だいじょうぶか!
ま、これはテレビドラマの終わり方で、原作では病気の父の世話で故郷に帰るようだが。


間野京子との最後のシーンは『第三の男』のパロディ。
『第三の男』のエンディングシーンは『相棒 シーズン10』の
最終場面でも同じように使われていた。
映像を作る人の多くが真似したくなるって事は
作画意欲を刺激する名場面なんだな。


そうそう、喫茶店「睡蓮」のマスターって結局最後まで謎の人物だなあ。
店を拠点のようにして蠢く人間たちのありさまを
<全能の神>のように気配を消して見ている。
「ただ、ずっと見ているよ」と人生のオブザーバーなのか。


(※前回記事/2014年7月16日
アンダーパス
ここを通らないと向う側に行けないから仕方ない。

アンダーパス
夜 景
先般、ある「お祝いの会」が帝国ホテル本館17階であった。
50年振りくらいに会う人などもいて懐かしかった。

帝国ホテル
白鬚橋
透明瓶が割り合い好きで、そこに水を詰めて
良い天気の戸外に持ち出した。

どこかいい写真が撮れそうなところを探して
自転車でうろうろした。

とりあえず白鬚橋をバックに撮る。

しらひげばし
種田陽平展
先日『思い出のマーニー×種田陽平展』(江戸東京博物館)を自転車で見に行った。
種田陽平はジブリ・アニメ『思い出のマーニー』の美術監督を務めた。


種田氏は日本を代表する美術監督の一人。
実績は『スワロウテイル』『不夜城』『キル・ビルVol.1』『THE 有頂天ホテル』『フラガール』『ザ・マジックアワー』『空気人形』『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』『悪人』『ステキな金縛り』『セデック・バレ(台湾映画)』など他多数。
日本だけでなくアジア各国や米国(クエンティン・タランティーノ、キアヌ・リーブス)からも仕事の声が掛かる。

先般8月25日のNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀“細部を突き詰め、世界を創る”』でも見た。
実写作品でもアニメ作品でもこなせるものなんだな。

作品コンセプトの理解から始まり、極々小さなところまでへのこだわりは
ゼニの取れるプロの仕事というものを垣間見せてもらった。

種田陽平展


ワタシが思うに、
映画やマンガ、広告、出版、各種グラフィック製作や工業デザイン、IT関連等々、
世の中すべての実務的なクリエイティブ仕事に携わる人たち、
寝食を削って日々蠢いている職人的な仕事に従事する人たちこそが
この社会を“実際に”動かしているのだ、回しているのだ。
(その中の大部分はもちろん無名のままだ)
この事にしみじみと感銘を受ける。


そういう実社会と密接に関係している人々と比べると、
現代美術と称するたくさんの虚仮脅しの作品や、
公募展等に展示してある多くの作品群は
実社会とどれほどコミットしているんだろうかと怪訝に思う。

そもそも現代芸術は少々極端な事を言えば
マルセル・デュシャンの小便器『泉』(1917年)や、
アンディ・ウォーホルの『キャンベル・スープ』『マリリン・モンロー』(1960年代)で
必要充分に終わっていて、
後の人たちがどんなに奇抜ですっとんきょうな作品を作っても
所詮、二番煎じ、三番煎じ…、百番煎じに過ぎないと思う。


ちょっと種田氏の話題と離れたかな。
とにかく日頃から
名も無い実務家たちの地道だけれど確かな足取りの仕事に比べ、
世の凡百の芸術家然とする人たちにそこはかとない胡散臭さを感じているので。

もちろん歴史に洗われても厳然として残っている
ミケランジェロや北斎などの巨人たちは別格です。
スタスタ歩き
常緑樹の筈なのに
今春実生のスダジイ。

少し涼しくなったら葉が黄色くなり始めた。
触るとポロッと落ちる。
「え?」
スダジイは落葉樹ではない。
どういう事か。
分からない。

様子見だ。
すだじい



(※前回記事/2014年6月15日
北十間川のボラ
昨日所用でスカイツリーに寄った。
どんよりした曇り空。先っちょが雲に隠れる。
そのすぐ下を流れる北十間川にふと波紋が立った。
「ん?」と見ると30~40cmのボラだ。
何匹も悠然と泳いでいる。

海が意外と近いからね。

雲が低いボラ
河川敷グラウンド
荒川の橋の上から。

河川敷
電車は今日も 6 (日暮里駅北口跨線橋)
首都高中央環状線
タイヤ猫
顔見知り。

タイヤ猫


(※前回記事/2014年5月28日
シオカラトンボ
街の中に人工的な流れがあり
そこに小さな自然がある。

しおからとんぼ
デュランタにナミアゲハ
1週間振りくらいに青空が出た。

なみあげは
ツマグロヒョウモンの正面顔
少し弱っている個体のようで
カメラを近づけても逃げず、一心不乱に花蜜を吸っている。
蝶の真正面の顔はなかなか撮れないので千載一遇の機会だった。

つまぐろひょうもん