普段のズボン(その2) 京都日帰り
「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
京都日帰り
「龍谷ミュージアム」の企画展期間終了が近付いて来たので行くことにした。
ついでに以前NHKの美術番組で見た「安藤緑山」の作品がある「清水三年坂美術館」にも寄る予定。

6月6日金曜日。
最初小雨気味で折り畳み傘を持参したが差すほどではない。途中から薄曇り。
京都駅を降り龍谷ミュージアムまで歩くと左手に西本願寺(写真左)の威容が目に迫る。
良くも悪くも“宗教”のチカラを見せつけられる思いがする。
それでなくても京都という町の底の深さ、奥の深さを感じる。
あと10回くらいは来てゆっくり歩き回りたいものだ。
その西本願寺の大通りを挟んだ門前に龍谷ミュージアム(写真右)はあった。

西本願寺2 (700x526)ミュージアム壁ディスプレー (700x525)

●龍谷ミュージアム/京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
特別展「チベットの仏教世界 もうひとつの大谷探検隊」入場料1,000円。
およそ百年前、浄土真宗本願寺派第22代法主・大谷光瑞の指示で多田等観、青木文教がチベットに入り、見聞を広め、様々な体験をし、資料収集をして帰国。
※多田等観:チベットの寺で約10年修行。
※青木文教:ラサで市井の生活、風景、文物を写真に撮ったり資料収集。
二人ともダライ・ラマ13世と交流した。チベット名も与えられた。


時間があるので堀川通りから五条通りを次の目的地まで歩く。
次の美術館のすぐ近くの“イノダコーヒ”清水支店に入る。
フレンチトーストとコーヒーのセット。
イノダコーヒでは予め砂糖とミルクが入っているのがスタンダードだが
(大昔初めて飲んだ時には驚いた)、
今は観光客などには要望を聞くようで今回は聞かれた。
(関西では“コーヒー”を“コーヒ”と表記する店が少なくない)

イノダコーヒ (700x523)


●清水三年坂美術館/京都市東山区清水寺門前産寧坂北入清水三丁目337-1
入場料800円。
清水寺周辺は観光客や修学旅行の生徒で溢れている。
企画展「幕末、明治の名宝~金工、七宝、蒔絵、薩摩~」と常設展。
特に安藤緑山の牙彫(げちょう/象牙彫刻)にはただただ恐れ入る。
精巧な彫り物に巧妙に着色を施してあるので本物と区別出来ない野菜、果物など。
彼は着色方法を秘密にしたのと、弟子を取らなかったので死後誰も再現出来ない。
根付などの実用品ではなく置物として製作している。


帰路の新幹線で横浜の前あたりから車窓を雨粒が打ち始め、すぐに雨水がジュルジュル横に伝い流れ始める。
駅から家まで本降りでズボンの裾が濡れる。