普段のズボン(その2) 人間3Dプリンター
「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
人間3Dプリンター
また安藤緑山(あんどうろくざん)を見て来た。
今度は三井記念美術館(中央区日本橋)の特別展『超絶技巧! 明治工芸の粋』。

明治の職人の精緻さに恐れ入る。
七宝、金工(および自在金工)、漆工、刺繍絵画、牙彫(げちょう)、木彫、薩摩。それらを駆使した刀装具、印籠など。

安藤緑山のコーナーがあった。
茄子の葉のペラペラに薄いところや竹の子の皮の薄いところ、
象牙をどうやって削ったらあんなに薄く削れるのか。
ちょっとのミスでパキンと割れてしまいそうだ。
しかもどうやっても彫刻刀が届きそうもない部分があり、
そこをどうやって削ったのか。
見れば見るほど疑問が出て来る。

“人間3Dプリンター”と呼ぶしかない。

“果菜”を2品、3品と組み合わせている作品がある。
そのX線写真が掲示してある。
解析すると金具やボルトでくっ付けている。
「は~ん、なるほど」それはそれで納得出来る。
しかし外観からは人の目には全く見えない。

まだまだ謎が深まる“謎の牙彫師”の面目躍如。


(※関連記事/2014年6月8日