普段のズボン(その2) バーニー・フュークス
「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
バーニー・フュークス
2014年9月28日(日)のNHK「日曜美術館」で紹介された
イラストレーターの“バーニー・フュークス”を観た。
これぞ“アメリカ人好み!”の絵を描く。

ノーマン・ロックウェルをあざとくムーディにした画調。
ロックウェルはあくまでも生真面目な画調だが
フュークスは粋でおしゃれを極めている。

ある意味でロックウェルも充分あざといが…。
アメリカ的なあざとさ。
ロックウェルはアメリカ的演歌またはアメリカ風浪花節でアメリカ人を泣かせる。
どこをどう描けばアメリカ人の琴線に触れるかを分かり過ぎていてこそばい。
いやそれを過不足なくこれでもかと描けてしまう職人ロックウェルが大好きです。

さらにボブ・ピークともちょっと違う。
ボブ・ピークも良くも悪くもアメリカ的な
派手派手なエンターテインメント・イラストレーターだった。

とにかくそういう意味では
みんなアメリカンイラストレーターたちだった。
アメリカ、アメリカ、アメリカ!


バーニー・フュークスの小さい展覧会を
「代官山ヒルサイドフォーラム」でやっているので観て来た。
入場料500円。

半蔵門線と東武鉄道が乗り入れてから渋谷に出るのが非常に便利。
往路は渋谷で降りて代官山まで散歩しながら歩く。

渋谷駅周辺は再開発の真っ最中。
ガラッと変化するためにごった返している。

渋谷解体中の東急百貨店東横店の3階にまだ銀座線が出入りしている。
渋谷川渋谷川2渋谷川。この両側のビルも解体を待っている。



さてバーニー・フュークスである。
木漏れ日、逆光の表現の仕方が惚れ惚れするほどである。
絵の具が乾かないうちに光の部分を拭き取って下地の白を出す。
アウトフォーカスの遠景がぼんやり霞んでムードたっぷり。
本当に画面から陽光がにじんで来る。輝いている。

臨場感を強くするために故意に垂直線(建物の柱など)を傾けているのが目に付く。

フュークスは当初トランぺッターをめざしていたが
高校を卒業した夏、工場の事故で右手指3本を失くし音楽はあきらめた。
独学でイラストを描き始め、最初の仕事は自動車広告のイラストだった。

その後、スポーツイラストレーションや著名人の肖像画などで
数々の賞を受け活躍をした。

2009年76歳で逝去。




蔦屋書店蔦屋書店空中通路で。

ついでに、すぐ隣りの蔦屋書店に寄るも
特に用は無かったのでひと回りしただけですぐに出る。
帰路は代官山駅から渋谷まで東急東横線に一駅乗る。