普段のズボン(その2) 11月30日 『はやぶさ “2”』 打上げへ
「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
11月30日 『はやぶさ “2”』 打上げへ
「初代はやぶさ」は数々のトラブルを奇跡的に乗り切って
地球に小惑星「イトカワ」の微粒子を届け
本体はオーストラリアの夜空に華々しく消えた。

持ち帰った微粒子はわが国の研究機関はもちろん、
各国の希望研究所にも配布され様々な解析がなされている。
微粒子は全部で400数十個らしい。
最大の微粒子で0.31mm。
既に関係の論文が数百本出ているそうだ。
まだ解析は完全には終わっていない。
この10年で微粒子の解析技術が急激に進歩して
目に見えないような微細な砂粒からでも豊富な知見が得られるようになったそうだ。

当然次の「はやぶさ 2」への期待が高まったのだが
事業仕分けで一時は計画がつぶれるところだった。
民意の後押しでどうにか息を吹き返しここまで来られたのは喜ばしい。

中には「もったいない! もっと身近な所へお金を使え」という声もあろうが
一国の予算というものは微視的なものと巨視的なものと
「いい塩梅」に配分する事が健全だ。
100年先、1000年先を見る遠い目も持たないと人類自体がおぼつかない。

地道な努力による科学的知見がどんなに画期的ブレイクスルーをもたらすか分からない。
今日明日の“パン”も必要だが、同じくらいに好奇心も“知的なパン”なのだ。




●目的地のC型小惑星の名前は「1999 JU3」。
打上げられてから前回の「イトカワ」のような愛称が付けられると思う。

●探査機のサイズ
初号機とほぼ同じサイズ。
初号機を打ち上げた時のロケットはM-V(ミューファイブ)という固体燃料の中型機。
今回のロケットはお馴染みのH2-Aという液体燃料の大型機。
したがって本来もっと大きなサイズの探査機を乗せられるのだが、
またゼロから探査機を設計するのは10年以上掛かるので「在版訂正」が妥当な次善の策だった。
サイズはほぼ同じでも内容はかなり改善・改良・新規機構付加されている。
※というわけでカーゴスペースに余裕があるので各大学の小型衛星を3機相乗りさせる。

●帰還予定
2020年に帰還し地球に土壌カプセルを落し、本体はまた更なる旅に出る。




小惑星に下ろす「ターゲットマーカー」に応援メッセージが記録される試みがあって
2013年7月にワタシも登録したので、小惑星にワタシの名前も含め数万人の名前が何億年か残るでしょう。



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※図版は「ご自由にお使い下さい」と表示されているあるサイエンスブログから転載。
http://spacenuclear.jp/