普段のズボン(その2) 『下町ロケット』
「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
『下町ロケット』
TBSドラマ『下町ロケット』が話題になっている。

最初の『下町ロケット』(ロケットエンジンバルブ編)は
映像の作りが大げさで、構造もシンプルで良かった。
単純明快、勧善懲悪。
ワルはいかにもワルらしくこれでもかと作られていたので、それでこそ善が際立った。
“悪”がギャフンとなって溜飲を下げる。
これぞ視聴者の好むもの。
日本人の好きなもの。

ユニークなキャスティングも成功した。
東国原英夫:ご都合主義の典型的銀行支店長。
春風亭昇太:小物感あふれる銀行の融資課長。
恵 俊彰:特許や技術系に強い弁護士。
阿藤快:先代社長時代からの顧問弁護士。
立川談春:銀行から取引会社に経理部長として出向してそこに骨を埋める決意を固める。
池畑慎之介(ピーター):敵役の弁護士。
吉川晃司:存在感をしっかり出す。宇宙航空部部長。
ナレーション:元NHKの松平定知。

『半沢直樹』(2013年)、『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年)のチームの
制作でこってりとした作風。
最初の『下町ロケット』(ロケットエンジンバルブ編)が5回分では
ちょっと端折り過ぎの感あり。

ところが間を置かず始まった次の『下町ロケット2 ガウディ計画』はちょっとがっかり。
(まだ1話しか放映されていないが)
二番煎じは仕方が無いものの、スケールというかストーリーが小さい。
展開が安直な“お涙頂戴”になっている。
ロケット編で期待が大きく膨らんだ視聴者にとっては
続編に対してのハードルが上がってしまったのだ。

主人公も如何に何でもヒトが良すぎる。
前回裏切って会社を辞めたヤツがどのツラ下げて再び古巣を訪問するのか。
それをまた会社を上げて歓迎している。
ありえない絵空事で感情移入できにくい。

ストーリー展開は業界が違うだけで、基本は変わらない。
水戸黄門と同じ。
飽きられるのも早いかも。

ま、ガウディ計画2話目から持ち直すといいんだけど。