普段のズボン(その2) 昭和三十年代は遠すぎる(14)
「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
昭和三十年代は遠すぎる(14)
子供の頃や二十歳前後の頃、内房の母方の田舎に行くと
帰りにたいてい魚の“クロムツ”を土産に持たされた。
煮物にするとおいしい。


早朝どこからか鶏の「コケコッコー」が聞こえて来た。
あ、そういえば幼児の頃わが家でもニワトリを飼っていた時期がある。
卵も産んだ。


テレビドラマ『三匹の侍』は斬新なカメラワークと効果音で画期的だった。プロデューサー五社英雄。
丹波哲郎:柴左近
平幹次郎:桔梗鋭之介
長門勇:桜京十郎
途中から丹波が抜けて加藤が加わる。
加藤剛:橘一之進
最高視聴率は42%だったそうだ。


軽飛行機はみんな「セスナ」と呼んでいた。


午後の気怠い時間に昼寝をしていると
ヘリコプターの音が聞こえる。
松田優作主演映画『家族ゲーム』でもそんな場面があった。


中村メイコの唄。
♪田舎のバスはおんぼろ車
タイヤはつぎだらけ窓はしまらない


子供の頃、外国人を見たら反射的に「アメリカ人!」と思っていた。


ウチの前は原っぱだったから凧揚げをやったが、
やっぱりいつも電線に引っ掛かった。


食べ物屋のカモイの角に板を渡して置かれたテレビのチャンネルは
客が勝手に変えないように回す部分が外されていた。


たしか小学校の頃、学校行事で映画『二十四の瞳』を観た。
主人公大石先生役は高峰秀子。


定斎屋(じょうさいや)というのが来た。
前後の抽斗箱を天秤棒で担ぐ。
江戸時代から抜け出て来たような風情。
歩く度に抽斗の鐶(カン)がカタカタ鳴る。
何を商っているのか子供の頃は知らなかったが
夏の暑さ対策の薬らしい。
昔父から聞いたが夏の暑い盛りに笠もかぶらずわざわざ日向を歩いて
「この薬を飲んでいればこのように暑さに負けない」とう所を見せているんだとの事。


いかけ屋が鍋の穴の修理に来たね。
らう屋(又はらお屋)も煙管の修理に来た。