普段のズボン(その2) 「はやぶさ」後継機

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「世の中スイスイ(粋々)、お茶漬けサクサク…」志ん生、志ん朝の噺に出て来るフレーズ。肩の力が抜けてあんにゃもんにゃです。~長い散歩の途中~
「はやぶさ」後継機
いよいよ明日「はやぶさ」から分離されたカプセルが、オーストラリアの砂漠に降下する予定ですが、無事に回収されて欲しいものです(中に「イトカワ」の砂が入っていたら申し分ないが…)。
(※前回関連記事/2010年5月9日

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ところで「はやぶさ」の後継機計画はどうなっているのか。JAXAのHPなどで調べてみた。

●<はやぶさ2>
基本設計と基本内容は「はやぶさ・初号機」と同じ。ただしアンテナはお椀型から平面型に変更。もちろん初号機で不具合があった箇所は改良。
ターゲットの小惑星は「イトカワ」とは別の星。
具体的には「1999 JU3」という符号の小惑星。
種類としてはC型小惑星/有機物を多く含んだ岩石質(初号機が訪れた「イトカワ」はS型/岩石質)
初号機で着陸に失敗した小型探査ロボット「ミネルバ」を再チャレンジ。
打上げは2014年頃を目指す。

●<はやぶさMk2(マークツー)>
ESAから相乗り協力の申し入れがあったので共同ミッション(「マルコ・ポーロ」と名付けられた)になる。
P型、D型小惑星(始原的)か枯渇彗星核(ガスや塵を出さなくなった彗星)がターゲット候補。具体的には未定。
ターゲットへの距離が遠くなるので探査機を大型(新設計)にする必要がある。
ESAは大型着陸機を降ろすことも考えているようだ。
もちろんサンプルリターンも欠かせない。
打上げは2010年代後半を目指している。

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先般、金星探査機「あかつき」と一緒に打ち上げた
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」の帆を広げる作業も成功して
日本は宇宙分野で着実に実績を積み上げている。